ジョナ・ファルコンと塗金盛（ツー・ジンシェン）。

前者は巨根で有名なアメリカ人俳優。ペニスの長さは34センチ、
ついたあだ名は「人間三脚」。

後者はペニスで飛行機を引っ張ったり、200キロの重りを持ち上げることが出来る、とんでもない硬度の持ち主。

どちらも現代の人なので、写真や動画サイトで“実物”を確認できますが、なんというか……スゲーって感じです（小並感）。

で、この２人を合体させたような、まさに“最強ペニス”の持ち主が、紀元前の中国におりました。

その名はロウアイ。
かの有名な秦の始皇帝が、まだ天下を統一する前の秦国を生きたエロ偉人です。

ロウアイには、自慢のイチモツを使った宴会芸がありました。

それは“自分のサオを軸にして馬車の車輪をぶん回す”というもの。

「ネタやりまーす！　チ○コで車輪を回しまーす！」

いやいや……折れますって。骨無いけど「ペキッ！」ってなりますって。

『銅馬車』でググると始皇帝が乗ったとされる馬車の模型が出てきます。
もしかして当時の車輪は超ミニマム？という筆者の想像を一蹴する大きさでした。
一般用はもう少し小さくて軽くて粗末かもですが、なんにせよ並ペニスじゃ無理ゲーです。

というわけで、各所に呼ばれてはイチモツ芸を披露していたロウアイ。
この宴会場の人気者に目をつけたのが、当時の秦国の宰相（総理大臣クラス）だった、呂不韋（リョフイ）。
秦王の母に「いい子おりまっせ」と、セックス相手のアテンドをしたのです。

いったいなぜ？

じつは呂不韋、この秦王の母と不倫関係にありました。
勤め先の社長の母とヤッてるようなものです。
当然、秘密も秘密。バレたら即クビ、せっかく手に入れた地位も名誉も富もパー。

だというのに、この母様が性欲旺盛すぎる超淫乱。
しょっちゅう後宮（王族の住居）に呼び出すもんだから、周りも怪しがってスキャンダル発覚寸前。
関係を切りたくてしょうがないところに現れたのが、最強ペニスのロウアイ。
体のいい身代わりだったのです。

表向きには宦官（王族のお世話係）として、秘密裏に送り込まれたロウアイは、
自慢の長さと硬さと溢れる精力で大活躍。淫乱母様、大満足。

“王様の母”という絶大な権力者のオキニになったおかげで、ロウアイはどんどん出世。
多くの部下や客人を抱えて、気がつけば呂不韋に次ぐNo.２の実力者に。

ペニスで宴会芸をしていただけの男が、ペニスひとつで大臣クラスまで成り上がった瞬間でした。

しかし“オキニが理由の出世”なんて

周りが許すハズありません。

そのうえロウアイは母様との間に、２人の子供までもうけていました。
これはバレます。王族が住んでいる家に見知らぬ子供がウロウロ、さすがにバレます。

ここでロウアイ、「どうせバレて罰せられるなら俺の子供を国王にする！」と、ほとんど開き直りに近い反乱を起こします。
が、これも計画の時点で秦王にバレていて、あっという間に敗北。秦国一の重刑“車裂き”に処されてしまいました。

巨根で強靭で精力絶倫だったばかりに、結果、反逆者としての生涯を閉じたロウアイ。
もともと一発芸の賑やかし。そもそも政治にも出世にも興味があったかすら疑わしいところ。
分不相応に権力を手に入れて「俺スゲー」と勘違いしちゃったのでしょうか。

ここらへん、漫画『キン〇ダム』では、母様との愛に生きる男として、だいぶイイ感じに描かれていますよね。堕ちまくっていた株も少しは上がったんじゃないでしょうか。

まあ、いきなり「お前、今日から社長の母ちゃんのヤリ友な」と言われて、素直にヤリまくれる図太さがエロ偉人たる所以ですけどね。

ちなみに、冒頭の“現代の巨根”には、メキシコに長さ48センチでギネス認定を申請しているロベルト・エスキベル・カブレラなる人物がおりますが、レントゲンを撮ったら大部分（33センチ）が皮膚だったらしいのでジョナさんに軍配。
ロベルトは世界最長の包茎ですな。手術どうぞ。

本日のエロ偉人
名前：ロウアイ（？～紀元前238年）
性別：男
国籍：中国
日課：王様の母ちゃんとセックス

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（文：喜助）